内閣総理大臣賞
『新聞作りから広げるエコ』

福岡県
福岡海星女子学院附属小学校6年生
北岡 亮/Ryo Kitaoka
 
 
ぼくは、エコ活動の新聞を毎月発行しています。エコクラブ名が、ひろげようクラブなので「ひろげよう通信」にしています。活動を続けてきて今年で六年目、身近にできることをみんなに伝え、広げたいと思っています。 新聞作りのきっかけは、環境日記のシンポジウムで出会った友達からです。環境日記は、ぼくが一年生の時に、お兄ちゃんと一緒に始め、家族みんなで、毎日の生活のエコから取り組みました。
 まず、環境にいいことをしよう大作戦!を考え、表を作って、一ヵ月間チェックしました。①ムダな電気を消す②食べ残しをしない③歯みがきの時はコップ一杯の水で④ゴミを拾う。今になって考えると、簡単であたり前のことなのに、なかなかできませんでした。そんな時は、いつも声をかけ合い、頑張りました。お母さんがつけている環境家計ぼを見ると、我が家のCO2排出量も減ったので、みんなで喜んでいます。
 そんな家族の活動を新聞にして、友達とやりとりをしています。ぼくとお兄ちゃんで半分ずつ記事を書きます。気がついたら、毎日一回は家族で環境のことを話しています。お父さんは、会社でアルミ缶のプルタブを集めてくれたり、古紙の分別をしたりしているそうです。お母さんは、買い物に、マイバッグを必ず二枚は持って行きます。レジ袋もロール式のビニール袋ももらいません。燃えるゴミ袋も45ℓ→30ℓへ小さくしました。市の環境委員もやっています。お兄ちゃんは、中学校でジュースの紙コップ回収機を利用していること、ペットボトルのキャップ集めを頑張っています。
 ぼく達が活動を楽しく続けているので、ぼくのおじいちゃんおばあちゃんも、いろんなエコを始めました。小さな畑があるので、庭の落ち葉を集めて、腐葉土作りです。おじいちゃんが作る無農薬のおいしい野菜を、感謝していただくことができます。連休には、新玉ねぎの収穫もしました。おばあちゃんは、毎年みそ作りをします。大豆から育てた手作りみそは、全然味が違います。ぼくの家の朝食は、ごはんとみそ汁で地産地消にもなると思います。
 出来上がった「ひろげよう通信」は、市役所の環境課にお願いをして、毎月掲示してもらえるようになりました。環境フェアの時には、「がんばって活動を続けて下さい!」とうれしいメッセージもいただきました。
 
ぼくは、物を大切にする、身近なことからコツコツ楽しく続ける!ことをモットーに活動していきたいと思っています。
 
そして最後に、大人の人達にお願いがあります。身近にできるエコに、もっと気づいてください。地球を守るための第一歩です。