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2019.08.28
入賞作文

2019年 第29回作文コンクール入賞作品

内閣総理大臣賞
田中 ひかる
熊本県 中学校(3年生)
輝く命のために
自宅近くにある江津湖周辺の生き物達は、私に様々な表情を見せてくれる。天から降ろされた一本の白糸のように直立不動で獲物を狙うサギの神聖さ。清らかな流れの中で泳ぐ鯉の優雅さ・・・。柔らかな水音を聞きながら、水辺の生き物と過ごす時間は、一枚の透明な膜で覆われたように、外界の煩いを忘れさせてくれる。私にとって大切な時間である。
 その水辺や水中に住む生き物が脅威に晒されている。特に海洋生物に大きな被害があるという。原因は、プラスチックごみによる海洋汚染だ。例えば、体重百キロを超えるウミガメが一回の排便で出したプラごみは、幅1メートル、高さ五十センチのケース内に山積みになるほどだという。一匹のウミガメから、これだけのごみが排出されたとすると、海に流出したごみの総量はどれほどなのか・・・。考えただけでも恐ろしくなる。
 プラごみは、ポイ捨てなど陸上で適切に処理されなかったプラスチック製品が河川に流れ込んで発生する。私が住む地域のポイ捨て状況はどうか。自宅周辺を歩いてみた。すると、ペットボトル、菓子やパンの包装袋などプラスチック製品が数多く落ちている。中には、コンビニ近くの電柱の下に残飯が入ったままの弁当容器と飲みかけのペットボトルが放置されているものもあった。ほんの数秒歩けば、コンビニに設置されているごみ箱があるというのに・・・。簡単に手に入れた食べ物を腹を満たすためだけに食べ、自分が出したごみの始末もせずに立ち去る ― 食べ物に対する感謝の気持ちなど感じられない行為に、何か大切なものを失ってしまったような気がして気持ちが沈んだ。容器を拾い上げた手の感触が、その時感じた寂しさと共に、今もありありと残っている。
 この春訪れた水俣市は、「公害の原点」と呼ばれる水俣病が発生した地である。水俣の悲劇を二度と繰り返さないという決意のもと、市民一人ひとりが水俣の自然を守り伝え、責任を持って環境再生や環境保全に努力している。市民のごみ減量とリサイクルを進めて行こうとする意識は高く、その活動は生活の一部のように人々の暮らしの中で息づいている。だからだろう。夕日に染まった不知火海は、思わず感嘆の声がもれるほど美しかった。
 プラごみによる海洋汚染を知った事で、私の身の回りは数え切れないほどの便利さで溢れている事、しかし、そのほとんどが削減できたり不必要な物であることに気づいた。それらの気づきが、利便性と効率性を重視してきた私の価値観に変化を与え、今、私は環境に配慮した暮らしに努めている。問題の解決には、他の誰でもない私達一人ひとりが、事実を知り、考え、行動することが大切で、そこには意識の変化も求められるだろう。
 美しい自然が、現在と未来の命を輝かせるのだと私は確信している。
外務大臣賞:中学生部門
長澤パティ 瑛美
山形県 中学校(2年生)
もったいない心が世界を救う
私のピンクのランドセルは従姉妹からのお下がりだった。六年生の時にはベルトもねじれ、ボロボロに見えたが、卒業式まで毎日使った宝物だ。一年生から使っている勉強机は私の祖父が使っていた物だ。母も使っていたその机は七十四歳にもなる。机の表面にある傷や引き出しの汚れを見ながら、祖父が勉強していた姿、母が子ども時代だった姿を想像するとやる気が出てくる。洋服は6人いる従姉妹同士で集るたびにグルグルまわしている。先日6歳になった従姉妹が私のお古の洋服を着ていて、とても懐かしく、当時のことを思い出させてくれた。
 中学生になった今、私が日々意識していることは、ペットボトルは買わない、水道電気の無駄に気づいて大切に使う、物を大切に使うことだ。また、資源の再利用についても考えることにしている。小学3年生の時に見学したごみ処理場では、その量と臭さに驚いた。自分の出したごみがこんな状態になっているとは思いもしなかった。そして、埋め立て地のスペースが無くなっている事実に、衝撃を感じた。父の母国である開発途上国のネパールを訪れた時も、便利な生活を追い求める人々と、増え続けるごみ問題が垣間見えた。便利な生活は物が増え、人々は幸せそうに見えた。しかし街を歩くと、道端に積まれたごみの山、行き場のないごみの悪臭。川辺にはごみがあふれかえり、水があるのかもわからない。衛生的にも環境面でも見ていて辛かった。便利になり続ける世界と、その裏で処理しきれなくなっているごみ。光と影が見えた体験だ。
 二〇三〇年を目標として国連が掲げたSDGSの十二番に、「つくる責任、つかう責任」という項目がある。今、世界ではごみなどにより地球温暖化が進み、海や川が破壊され動植物が行き場をなくしている。地球は生命の星。人間だけが支配しているのではなく、多種多様な生物の宝庫だ。ごみ問題に関係のない人など存在しない。環境破壊を人ごととしてではなく、自分のこととして皆が取り組んでいく課題だと思う。物を買う前に考える、捨てる前に考える、使える物は皆で共有する、正に3Rの生活だ。そのような生活が行える環境作りも大切になってくるだろう。今年七月のニュース記事に、アメリカのコーヒーチェーン大手スターバックスがストローの使用を廃止した例がある。たかがストローと思うかもしれないが、一年間で換算すると5億本も廃止できることになる。されどストローだと思う。
「もったいない心が世界を救う。」
 これは二〇〇四年にノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイさんの言葉だ。私はこの言葉に感銘を受ける。もったいない心があれば、人との関係や生活をも大切にできるだろう。ひとつのきっかけ、ひとつの行動が相手を動かし、一人が二人になり、それが大勢になり、勢力となる。小さな行動が実を結び世界を救うことを願う。光あふれる未来が続くように。
文部科学大臣賞:中学生部門
村上 夢奈
大阪府 中学校(1年生)
ちりも積もれば山となる
先日、家族でファミリーレストランに行った時、ドリンクバーを注文しドリンクを入れに行くとストローが見当たらなかった。私はちょうどストックがなくなってしまったのだと思い、お店の人に
「ストローもらえますか?」
とお願いすると
「はい。お待ちください。」
と、奥から持って来たストローを笑顔で渡してくれた。笑顔で対応してくださったが、何か少し違和感があった。それから次のドリンクを入れに行った際に見つけたPOPを見て顔から火が出そうになった。「美しい未来をつくるレストランへ。」地球環境保護のために使い捨てストローの提供を終了したという内容の事が書いてあった。
 「3R」の事は、五年生の家庭科で学習し、プラスチックごみの削減の為に、私にも出来る事から始めようと、レジ袋をもらわなくても良いようにマイバッグを持ち歩くなど実行していた。ストローが無い事に気付く前にPOPに気付く事が出来ていたらストローをもらう事はしなかった。お店が環境の為に取り組まれている事に協力出来なかった事が恥ずかしくなった。小さな子なら必要だったかもしれないが、もう私はストローなしで問題なく飲み物を飲む事が出来る。今まで絶対に必要な物ではないのに、ある物は当たり前のように使っていた。そう考えると、ストロー以外にもそのような物はまだまだありそうだなと思った。
 後で調べてみて、私がもらったストローはプラスチック製ではなく、トウモロコシを原料とした生分解性のバイオマスのストローだった事が分かった。バイオマスは、土中の微生物により水と二酸化炭素に分解されるため、焼却した場合でも有害物質が発生せず、地球温暖化防止にも貢献するという。また、プラスチックごみは、海洋にも悪い影響を与え、魚類、海鳥、アザラシなどの約七百種もの生物が傷つけられたり死んだりしてしまう。一度放出されたプラスチックごみは容易には自然分解されず、多くが数百年間以上もの間、残り続けるという。
 調べて、数字を見れば見るほど、私一人が出来る事の小ささを感じたが、何もしないという事も出来ないと思った。ちりのようにごくわずかなものでも、積もり積もれば山のように大きくなってしまう。一人ひとりがすることが小さな事でも、同じ思いの人が多くなれば、きっと成果が出てくると思う。地球環境の為に、私でも出来る小さな事を日頃の生活で増やしていきたい。
環境大臣賞:中学生部門
五十嵐 咲絢
神奈川県 中学校(3年生)
小さな一歩は大きな進歩
3R(発生抑制・再使用・再生利用)。小学校の授業でも取り上げられ、幅広い世代で認知されるようになった。私も、エコバッグや水筒の持参、省包装の選択、食べ残さない、物を大切にして長く使う、制服を後輩へ譲る、ごみの適切な分別等、子供でも出来る取り組みを続けている。しかし、広く社会に目を向けると、草の根レベルで出来る事は、まだ沢山あるように思う。
 例えば、子供が持ちたがる為、お店で、子供の人数分ビニール袋を分けてもらう光景をよく目にする。その場合は、ぜひ、「自分専用」という特別感を与える、その子用のエコバッグを日頃から持たせることを提案したい。これは、子供の欲求を満たすと共に、幼い頃からの環境問題への意識づけとなり、将来、エコバッグ持参・省包装を日常と捉えられる、正に、一石二鳥の対策だ。
 また、先日新聞で「2016年度国内食品ロス643万トン」という衝撃的な記事を読んだ。これは、WFPが世界で行う年間食料支援の2倍に迫る量を捨てている計算になり、しかも、家庭系食品ロスは増加しているのだ。日本は、技術や経済では先進国だが、環境・飢餓問題への個々の意識は、発展途上にあると言わざるを得ず、この食料があれば、どれだけの命を救えたかと考えると、胸がしめつけられる思いだ。ところが、日本は、これほどの食べ物を無駄にしているにも関わらず、食料自給率が低い為、海外から多くを輸入している。輸出用のエビ養殖場建設の為、マングローブが伐採され、環境破壊が進んだ例もある。また、私達は、必要以上に輸入し続けることで、途上国の食料価格が高騰し、人々が食料を手に入れにくい状況を招く点にも目を向け、食品ロスが、ごみ焼却による環境への悪影響という観点だけでなく、食料不均衡や飢餓の一因となる事を顧み、私達の消費スタイルが、国際社会が抱える問題と大きく関わり、影響を与えている現実を自覚するべきだ。そうすれば、賞味期限の近い物から購入することや、安易な購入・廃棄の自制の必要性を感じ、積極的に取り組めるはずだ。
 経済発展第一主義のもと、大量生産、大量消費、大量廃棄で環境破壊を続け、近年の世界的気候変動を招いた結果、農作物を収穫出来ない土地が増えた。つまり、現在国際社会が抱える環境・飢餓問題は、消費の在り方と深く関わっており、待ったなしの状態だ。
 しかし、一人ひとりが、身近な工夫で達成し得る3Rを意識した行動へ一歩踏み出せば、その小さな努力が合わさって、青い地球の未来へ繋がる、大きな進歩となるだろう。
 令和という新たな時代を迎え、地球とそこに宿る全てのかけがえのない命を守る為に果たすべき私達の役割。それは、問題を自分の事として捉え、自分に何が出来るか主体的に考えて実践することであると、強く感じた。
文部科学大臣賞:小学生部門
加藤 穂夏
千葉県 小学校(4年生)
美しい地球を守るためには
「穂夏、買い物に行くよ。マイバッグを持ちなさい。」
「リサイクル出来るもの、もう一度使えるものは分けなさい。」
 保育所に通っていたころから言われてきました。ある日、
「お母さん、レジぶくろをどうしてもらわないの。」
「レジぶくろは、石油から作られているんだよ。それをもやしてしまうと地球温だん化につながり、CO2を出してしまうからだよ。お母さんのはたらいている店に来るお客さんの中で、レジぶくろを大切にしない人が多くてさ。ほかの店のレジぶくろに家のごみまで持って来る人がいるんだよ。」と話してくれたことを思い出しました。
 わたしは、書道教室に通っています。自分の練習した作品は小さく折って持ち帰ります。のこったすみも、失ぱいした半紙ですいとったり、ごみを少なくする工夫をしています。 友だちにも声をかけ、ごみをへらすようにど力しています。
 お母さんは、コンビニで働いていて、店から出るごみのはいき方法について話をしてくれました。その話を聞いて、わたしの出来ることを意しきして生活しています。
 一つ目は、消ひ期限が切れると全てすててしまう。“もったいないなぁ”とわたしは思いました。家ではどんなふうにしているのか聞いてみると、期限切れ間近なお肉などは野菜と一しょににたり、家の庭で育てているしいたけを入れて料理をして食べていることがわかりました。生で食べられる材料も、ねつを加えて食べることで、食たくがはなやかになり、目でも楽しんでいます。
 二つ目は、ペットボトルは変しんさせています。ハサミやカッターで切り、色をつけたり、つつみ紙でつつんだり工夫しながら花をさして楽しんでいます。一しょに住んでいる、そ父母は
「げん関に花をありがとう。花びんも世界で一つのたから物だよね。」
と言われると、うれしいです。次はどんなのにしようかなと考えながら、飲み物を買うこともあります。
 最後に、再使用について考えてみました。わたしの通っている学校では、年に一度バザーを行っています。地いきの人から使わなくなった食器、日用品などをきふしてもらい、体育館ではん売しています。その時買ったハンカチがお母さんの化しょう台のかがみがけに変わりました。洋服や着物はバッグやコースターにして毎日の生活の中で使っています。
 わたし一人の力では、“3R”運動をすることはむずかしいけど、地球上の一人ひとりが“ちょっとずつ”意しきしていけば美しい地球を守り続けることが出来るはずです。
 毎日、意しきして生活していきます。
環境大臣賞:小学生部門
盛 孝太郎
兵庫県 小学校(5年生)
大切な3R
「3R」それは、「リデュース」「リユース」「リサイクル」のことです。
 この3つの中でいちばん大切なのはリデュースです。つまり、むだな物は買わない、もらわない。買い物ぶくろをもっていき、レジぶくろのごみをへらす。食べのこしは、なるべくしないなどです。
 ぼくは、知らなかったけど「リデュース」「リユース」「リサイクル」は優先される順番にならんでいるのです。リサイクルも大切ですが、リサイクルの現場では、電気をたくさん使って機械を動かしているだけでなく、資源を回収して使えるようにするまでに、多くの人が働かなければならないのです。しかし、ごみの量をへらせば、このような電気や手間が少なくなるのです。
 身近なところでは、お母さんがエコバッグを利用してレジぶくろのごみをへらすことを実行しています。ほかには、古紙は集団回収に分別して出したり、小さくなって着れなくなった服などは必要とする人にゆずるなどしています。
 ぼくは、自由研究でも勉強しましたが、ごみ処理現場へ見学に行ったことがあります。そこで思った事は、わりばしの利用をへらしたらエコにつながることを学びました。なぜかというと、一番燃えにくいのは、水分をすってしまったわりばしです。水分を多くふくんだわりばしの他には、くだもの類も燃えにくいそうです。
 このようにできるだけむだなごみの量を少なくする事が大切です。ごみをへらしたらCO2をへらすことにつながると調べて知りました。わりばしを使用すると、一回でだいたい0.56gのCO2が出されます。なのでマイ箸が必要な事もわかりました。CO2が増えると、ぼくの大好きな星や宇宙をながめるのにえいきょうがあるかと思い不安になりました。
 この3Rの中で、ぼくがまず出来る事は、「リデュース」だなと思いました。物を大切に長く使う事や食べ残しをしない事や水筒を持ち歩いてなるべくペットボトルやカンジュースのゴミを増やさない。買い物に行くときは忘れずにマイバッグを持っていく。
 このように3Rに書かれている大切な事を守ることで、自分が出来る事を見つけ、日々意識しながら過ごして行こうとぼくは思いました。この作文を通して、ぼくは3Rを実行する事が地球や環境にも良いと勉強になりました。
外務大臣賞:小学生部門
田口 琴乃美
東京都 小学校(6年生)
一本のストローから
「あれ? 紙になってる!」
春休みに東京ディズニーランドに行ったら、ストローが紙製に替わっていた。正直、ざらざらして嫌だなと思った。でも、なぜ替わったのだろう。そういえば、最近プラスチックストローの問題をよく聞く。ウミガメの鼻にささったストローの映像を見たが、ショッキングで夢に出てきそうだった。今、世の中で何が起こっているのか、調べてみたくなった。
 まず分ったのは、ストローに限らず、問題はプラスチックごみ全体であること。それは、この五十年間で、世界のプラスチックの年間生産量が、なんと二十倍にふくらんだことが関係している。容器や包装、袋などのパッケージが三十六パーセントと最も多くを占めるが、それがリサイクルされる割合は、十四パーセントに過ぎず、ポイ捨てなどが多いのだ。そして、海に流れ込み、年月をかけて五ミリ以下に砕け、「マイクロプラスチック」になる。これらは、有害な化学物質を吸着し、海を漂う。それを魚や貝が食べ、その魚や貝を人が食べることにもなる。マイクロプラスチックは世界の海に五兆個もあり、回収するのはもはや不可能な上、増え続けている。
 便利さを追い求めたための地球環境への影響は、計り知れないと思っていた時に、「ラストストロー」という英語の慣用句の話を聞いた。ストローは、英語でもともと「わら」のこと。ラクダにたくさんの荷物を載せて運ばせて、まだ大丈夫だろうと思い、わらを一本加えたら、その最後のたった一本でラクダの背骨が折れてしまった、という例え話だ。
 私はギョッとした。まさに私のことだと思ったからだ。この作文を書くにあたって、プラスチック問題について調べるまでは、お母さんに「ストロー使わないでおく?」と言われても、「別にこの一本で何か変わるわけもないし。」と思って平気で使っていた。けれど、今は気持ちが変わり、それではいけないと思う。
 他にも、私の意識が変化したことがある。レジ袋や食品のパッケージに書いてある文字や記号が、目に留まるようになった。またプラスチックごみのニュースに敏感にもなった。私一人が何かしたって何も変わらない、だからやらない、ではなく、私の行動が「ラストストロー」になってしまわないよう、私にも出来る事から、まずは始めてみようと思う。
 早速、お母さんに金属製の「マイストロー」を買ってもらった。ついでに麦わらの天然ストローも取り寄せた。それから、コンビニなどでレジ袋をもらわないようにしよう。私もお母さんみたいに、エコバッグを持ち歩こうかな。また、ペットボトルはなるべく洗って、周りのフィルムをはがしてリサイクルしよう。水筒も今まで以上に持ち歩こう。
 届いた文字通りのストロー、麦わらの天然ストローは、優しくて温かい味がした。私も地球に優しさを還したいと思った。
地球こどもクラブ賞
廣岡 里奈
熊本県 中学校(3年生)
守りたい未来
「ザザーンザザー」
 私は、毎年夏に亡き祖父の故郷、天草市の河浦町を訪れる。家の窓を開けると、強い潮の香りが漂う。聞こえてくる波の音。海の風が吹き込んでくる。家の前には、小川が流れていて、赤いカニが沢山住んでいる。祖父の家はそんな場所にある。
 私の祖父は、まさに、「海の男」だった。祖父は一度潜ると、長い間水面に上がってこない。小学四年生の夏、初めて祖父が潜っている場所まで連れて行ってもらえた。そこは、小さな洞窟を抜けたところにあった。洞窟の中は暗く、夏とは思えないほどひんやりしていて、少しぞくっとする。足元にはカニがいた。その洞窟を抜けた時の、キラキラと輝く海の様子は忘れられない。私にとって、大切な秘密の場所となった。
 海の中はどこまでも青く、驚くほど透き通っている。浅瀬よりずっと冷たい。慣れてくると、物語のような情景が広がっていた。祖父と貝を獲る為に深く潜ると、青い小さな魚の群れや、巨大な黒い魚、キラキラと光る海の中で、フグの子供も見つけた。そして貝を沢山獲った。それから、毎年潜るようになった。
 しかし、その海は様子をかえていった。洞窟の中には、カニの代わりにごみがたまり、洞窟を抜けて最初に視界に入るのは輝く海ではなく、水面を不安そうに漂うごみとなった。水は生ぬるい。魚も貝も少なくなった。
 ごみの中でも一番多かったのが、どこからか流れてきたプラスチックだ。プラスチックは海面を漂い、土に還らない。最近ニュースでよく耳にするマイクロプラスチック。波で削られて、見えないほど小さくなり、魚や貝を通じて私達の人体にまで影響を及ぼす。
 現在、私達はとても便利な生活をしている。食品はどれもプラスチック容器に包まれ、コンビニで食物を買うとついてくるおしぼりやスプーンもプラスチックだ。雨の日、店では傘を入れる袋が配られる。車の部品や電化製品までプラスチックは使われる。私達の生活の中で、プラスチックごみは無限に発生していく。
 ごみを発生させるのは人間しかいない。だから、ごみを正しく処理するのも人間の果たすべき役割だ。ポイ捨てや、簡単に燃やすごみにすること、不要なものを買う事は、地球を危険にさらす。
 安心できる未来にするために、私達に必要な事。私は、自分の行動に対して「思慮深さ」と「責任」を持つ事だと思う。例えば、必要なものか考えて買ったり、ごみを分別して捨てたりすることだ。小さなことだが、それだけで未来の地球は大きく変わるはずだ。
 安心できる未来にするために、私達に必要な事。私は、自分の行動に対して「思慮深さ」と「責任」を持つ事だと思う。例えば、必要なものか考えて買ったり、ごみを分別して捨てたりすることだ。小さなことだが、それだけで未来の地球は大きく変わるはずだ。
 私は守ることを誓う。あの秘密の場所を。
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