環境大臣賞(中学生部門)
『一家に一羽ココちゃん』


東京都

西東京市立明保中学校3年生

本橋 りの/Rino Motohashi

  

「これ、ココちゃんに持ってかえりたいな。」野菜の皮を見て、調理実習中につぶやくと

「ココちゃんって、誰?」

と友人に尋ねられました。

ココちゃんとは、我が家で飼っている百羽のニワトリです。

主に、トウモロコシの粉や米ぬかを食べています。しかし、エサによって卵の味がまったく違ってしまうため、なるべくたくさん野菜を与えるようにします。実際、ココちゃんは野菜が大好きです。

 もちろん、今、鳥インフルエンザが問題になっているので、他の鳥が入らないようにココちゃんを放している畑に網を張ったり、不特定多数の人を中に入れないようにしたりして対策をとっています。

ココちゃんを飼ってから、我が家の生ゴミは大幅に減りました。キャベツやレタスの外側の葉はきれいに洗い細かく切って、食べ残したブロッコリーの軸なども食べさせてやるからです。

 また、学校の先生に声をかけて、学校給食の時に出る野菜くずやパンやご飯の残りも取っておいていただくようにしました。先生方も生ゴミが減るということで喜んで、野菜は野菜、パンはパン、ご飯はご飯と分けてバケツの中に入れてくださいます。最近では、レストランでも協力してくれるようになりました。

この前、新聞で「ドギーバッグ」が広がり始めているという記事を読みました。我が家では「ココちゃんバッグ」と呼んでいます。

もちろん、食べられる分だけを頼むことが当然なのでご飯を少なめに注文しますが、それでも残してしまう時は、行きつけの店では「ココちゃんバッグ」に入れさせてもらいます。「エコ」と言って慣れないことをするよりも、日常生活の中でそれぞれの家が無理せずできることをするのが大切なのだと思います。

 そして、自分たちだけではできないこともあるため、周りの人に助けてもらうことも必要です。我が家では学校の先生やレストランの方々に協力していただいていますし、卵を販売する時のパックもお客様にリサイクルしていただいています。

意外に思われるかもしれませんが、ココちゃんは大変愛嬌があります。私が顔を出すと皆、大急ぎで走ってきます。その時の様子は、何とも言えないかわいさです。それから、雌鳥は「コケコッコー」とは鳴かないので、うるさくありません。

なにしろ、放し飼いをして元気に育っているニワトリの卵は本当においしいのです。

 鳥インフルエンザの問題が解決したら、みなさんにもぜひ「一家に一羽ココちゃん」をお勧めします。