2007年度環境大臣賞(小学生部門)〜命をつつみこんでいるかんきょう

ある日、わたしは、だんご虫を手の平にのせた。足が動いて、こそばゆくて、生きている感しょくがした。「命のはだざわり」だ。あたたかくて、けん命に生きているだんご虫のパワーで、まばゆかった。わたしは、公園で見つけた四ひきのだんご虫をかうことにした。なぜかと言うと、「だんご虫は何を食べるのだろう。」と思ったから。虫かごを取り帰って、だんご虫たちの「くらし」を虫かごの中に作った。土を入れて、かれ葉をかぶせた。すると、だんご虫は、土の中にもぐって、しばらくたつとかれ葉を喜ぶように食べていた。わたしは、「食べるかな?」と思っていたから「よかったなぁ」とほッとした。このとき、わたしは、虫も人もそれぞれ「くらし」があって、食べ物があって、安心する気持ちを知った。

だんご虫と出会ったのは、公園だ。公園には、ブランコ、鉄ぼう、すべり台、すな場などがある。わたしは、小さいころから遊んでいる。そこにもし、おかしのゴミ、食べのこし、パッケージが落ちていたらどうなるだろう。虫はまちがえて食べるかもしれないし、植物は、太陽の光をあびられなかったり、雨を飲んだりすることが出来ない。だから、わたしは、公園におかしのゴミ、食べのこし、パッケージを落とさないようにしている。

これからも、生き物、植物、空、太陽、大地などを大切にしてつながりを持ちたい。それは「キズナ」だと思う。命をつつみこんでいるかんきょうに対して、感しゃの気持ちを持っていたい。それを教えてくれただんご虫を、公園に返すことにした。出会ったときと同じように、土と、だんご虫を手の平にのせて。だんご虫は、丸くなって、それからまた動き出した。「ありがとう。だんご虫。」「どういたしまして。」と言うように、四ひきのだんご虫は一ぴきずつ、かれ葉のある土へもぐって、もとの「くらし」になった。

だんご虫の「くらし」をささえている土とかれ葉。命をつつみこんでいるかんきょう。それは、だんご虫だけでなく、わたしもふれたりすることができる。みんなの物だ。だから、つながりを大切にして、くらしていきたい。

2007年 環境大臣賞(小学生部門)
福岡県 小学校4年 池田茉奈美